「子猫を見つけた」、「危険な場所に猫がいた」、「怪我をしている猫を保護した」など、様々な理由から猫を拾うことがあるかもしれません。
しかしそのまま飼えない場合はどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、猫を保護したけれど飼えない時の対処法をご紹介いたします。
飼い猫の可能性がある場合
首輪を着けている、身なりが綺麗など、迷い猫の可能性がある場合は、動物愛護センターに保護している旨を伝えましょう。
保護した日時、場所、猫の特徴(種類・性別・毛色・首輪の色)等が分かるとスムーズです。
動物愛護センターなら、マイクロチップの読み取りが可能なため、チップが入っている猫ならばここで飼い主の情報がわかることもあります。
また、警察にも迷い猫の問い合わせが届くことがあるので、同時に届け出をしておくようにしましょう。
家で一時保護が難しい場合、動物愛護センターなどで飼い主が見つかるまで保護をしてもらうことが出来ます。
怪我をしている
飼い猫の可能性があるけれど怪我をしている場合は、先に動物病院で治療することを優先し、その後の対応は獣医さんからの指示に従うようにしてください。
また、マイクロチップの読み取り機が置いてある動物病院もあるので、そちらで飼い主の情報を探ることも出来ます。
野良猫で一時保護が不可能な場合
まだ子猫なら、近くに親猫がいる可能性があります。
触れてしまうと人間の匂いがつき育児放棄してしまうこともあるため、まずは少し離れたところで、出来れば一晩様子を見るようにしてください。
それでも親猫が現れなかった、または既に成猫の場合は、動物愛護センターか保護団体に相談の連絡をします。
ただし、ダンボールなどで明らかに捨てられている状況なら、動物遺棄に該当するため警察に通報しましょう。
野良猫で一時保護が可能な場合
家族として迎え入れるのは難しいけれど、一時的になら預かれる場合は、まず動物病院で健康チェックを行い、その後猫が生活するのに必要なグッズを揃えます。
などがあると、猫も快適に過ごせます。
里親を見つけるためには
猫の生活環境が整ったら、次は里親探しに入ります。
里親を見つける方法としては
- 友人、知人に声をかける
- 動物病院に募集の張り紙を貼らせてもらう
- 雑誌、新聞などに掲載する
- 譲渡会に参加
- SNSや掲示板をつかう
などがあります。
いずれの方法にしても、命のやりとりになるため、直接顔を合わせる、お互いに情報交換をする、お家に直接届けることが出来るなど、必ず“信頼できる相手”に譲渡するようにしましょう。
また、出来ればきちんとした家族を見つけて欲しいためあまりお勧めはできませんが、健康チェックと去勢・避妊手術をしたうえで、さくら猫としてNTRするという方法もあります。
おわりに
猫を保護したけれど飼えない。そんな時は、猫にとって適切な対応をとることが重要です。
動物愛護センターに連絡する場合は、時間と手間の提供を、一時的に保護する場合は、環境と経済的負担を覚悟しておきましょう。
猫に幸せな未来を与えるためにも…どうかお力添えをよろしくお願いいたします。