秋の味覚のひとつとして、人々から愛されているさつまいも。
甘味もあり食べやすいことから、ついつい猫にもあげたくなってしまいますが、猫はさつまいもを食べても大丈夫なのでしょうか?
ここでは、猫にさつまいもを与える際のメリットや注意点について、また、猫はなぜさつまいもが好きなのか?その理由を詳しく説明していきます。
猫はさつまいもを食べても大丈夫!
結論から申しますと、猫はさつまいもを食べても大丈夫です。
さつまいもにはビタミンA、ビタミンC、食物繊維、カリウムなどの栄養が豊富に含まれており、これらは猫の毛艶を良くしたり、腸の調子を整えてくれたり、免疫をアップさせたりする効果があります。
しかしさつまいもだけで猫に必要な栄養全てを補うことは出来ません。
たくさん与え過ぎると、かえって健康被害につながる可能性もあるため、与える量には気をつけましょう。
猫にさつまいもを与える際の注意点
- 一度加熱し、冷ましてから与える
- 味付けはしない
- 少量にする
- 週に一度程度にする
- アレルギーに考慮する
- 食べやすいサイズを心掛ける
- 持病のある猫は要相談
生のさつまいもは猫の消化に負担がかかるため、必ず加熱してから与えるようにします。
蒸す、焼く、茹でるなどの調理法がおすすめです。
味付けはせず、加熱したら必ず人肌程度まで冷まし、食べやすいサイズにカットしてから与えるようにしましょう。
適切な量としては、大体1日あたり8gくらいを目安に留め、毎日あげることは避けます。
さつまいもでアレルギー反応が出ることは稀ですが、初めて与える際は少量から始め、嘔吐、下痢、かゆみ、発疹などの異常が見られた場合はすぐに動物病院に受診しましょう。
また、持病のある猫には、まず獣医に相談してから与えるようにしてくださいね。
猫がさつまいもを好きな理由
猫の味覚は苦味、旨み、酸味には敏感ですが、塩味には鈍感で、さらに甘味に関しては感じることができません。
本来ならば、さつまいもに対しあまり魅力を感じないはずですが、なぜか一部の猫からは人気があるようです。
それは一体なぜか?考え得る理由としては
1.匂いに反応
甘さを感じる機能は発達していませんが、匂いにはとても敏感です。
従って、甘い匂いに魅力を感じている可能性があります。
2.テクスチャーに反応
さつまいもはホクホク、ねっとり、食感も美味しさのひとつですよね。
猫もこの柔らかくしっとりしたテクスチャーを楽しんでいる可能性があります。
3.特別感に反応
毎日同じごはんを食べていると、たまには違ったものが食べたくなるもの。
時々おやつ感覚で登場するさつまいもは、特別感があって食が進むのかも??
おわりに
猫にさつまいもを与える際の注意点、そしてなぜ猫はさつまいもが好きなのか、その理由について探ってみました。
ハッキリとした理由はまだ明かされていませんが、もしかしたら猫も、私たちと同じく秋の味覚を楽しんでいるのかもしれませんね。
与える量や調理法などには十分気をつけて、猫と一緒に良きさつまいもライフをお過ごしください。